ラジオピアサポートとは?

ラジオピアサポートとは?

がんになっても、仕事や子育て、家事、あるいはボランティアや地域の役目など、まだまだ頑張りたい・・・そんな「がんサバイバー(がん体験者)」のためのラジオです。

中堅世代「役割への復帰」支援が重要な課題

がんにかかる人が若年化の傾向にあると言われています。けれども、医療技術が進歩し、がんは治癒する病気、あるいは長く向き合える病気となりました。つまり、現代の日本では働き盛り(中堅世代)の年齢でがんにかかり、その後がんを抱えた生活が長く続くという状況にあります。
中堅世代は、職場・家庭・地域における中心的役割を担う世代でもあり、役割への復帰は大きな命題です。  また、メンタル面もふくめ、治療の後遺症・副作用、就労・経済などの問題は時間の経過とともに変化するため、がん治療後のQOL(生活の質)の回復を目的とした相談支援および心とからだ両面からのヘルスケア支援は重要な課題でもあります。

がんと向き合いながら自分らしく生きるために

中堅世代、就労世代という年齢層の考え方は、20代から60代までと幅広く、就労の形も多岐にわたります。子育てや介護をしている人、ボランティアや地域の活動に取り組む人もいます。
そんな人たちが、がんと向き合いながら自分のため、社会のために必要な仕事や活動を続けていくにはどうしたらいいか、このインターネットラジオで、ラジオならではの双方向性を生かしながら皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

パーソナリティ紹介

ラジオネーム/圭:精巣腫瘍

kei大学時代に精巣腫瘍を発症。厳しい治療を乗り越えて復学し、学部を経済学部から福祉系に変更。現在は医療ソーシャルワーカー(MSW)として病院に勤務。
がん治療中は1年後の自分が想像できないほどの「怒涛の日々」を体験。医師には「残念だが、君には子どもはできない」と告知されたが、2011年に結婚。2014年春には、一児にめぐまれる。

ラジオネーム/まーサン:腎盂がん

masan45歳で、腎盂がんを発症。若い頃ならば気にとめなかったかもしれない体のサインを、中堅世代になっていたことで迷わず受診。初期段階でがんを発見できたが、これまでに6回の手術を体験する。
職業:フリーライター。得意分野は「クルマ」「IT」。がん発症後は仕事が減り、収入減で苦労したが、この体験を活かし現在はがん医療分野にもライターとして進出を目指している。

ラジオネーム/ユキサン:乳がん

yuki36歳の時、自身の触診で乳がんを発見。化学療法や放射線治療を経験。仲のいいママ友に「がんの開示」をしていたことにより、治療中は手助けしてもらった。
がんになったことにより、季節の移り変わりや普通に暮らせることの幸せに気付くことができた。ピアサポータ養成講座や自身のホームホスピタルでの活動により、仲間がたくさん増えたことが喜び。

ラジオネーム/ユウコりん:大腸がん

yu-ko28歳で大腸がんを発症。ある朝、嘔吐し、病院に行き検査後、即「がん宣告」を受け緊急手術へ。家族を心配させたくないと心の内を言えず、先行きの不安を抱えながら治療を続けた。ある時期、末期がんを克服したサバイバーに直接会うことによって、心を前向きに立て直すことができた。名古屋市がん相談情報サロン・ピアネットを訪れたことが、ピアサポーターへのきっかけ。
がん発症4年目にフルマラソンに挑戦し、現在も趣味として続けている。

イトーさん(コーナー担当):腎細胞がん

itou47歳で腎がんを発症。術後5年目に肺へ再発転移。その後、定位放射線治療などを受け、仕事と治療を両立させながら定年まで勤め上げる。しかし2013年、肺へ再々発し肺葉切除術などを受け、かれこれ20年近くがんと共存しながら趣味のサボテンなども楽しみ、自分らしく生きている。NPO法人ミーネットのピアサポーター1期生。名古屋市がん相談情報サロンの主任相談員。平成21年から25年までに約800件の相談対応にあたった。現在は、ピアサポートのスーパーバイザー。